2021年11月1日月曜日

中学野球と甲子園とプロ野球

5時起床 ミミちゃんと朝ジョグ3km
涼しくなって走りやすくてエエ季節です。

そろそろ、小学校6年生の選手も保護者さんも中学野球について
考えだす時期だと思いますので、_ひろむしの独断と偏見で
いろいろ書いてみます。

中学野球部という選択肢もあるよ~という気持ちで書いてます。

決して、硬式野球クラブチームを悪く書いているつもりはありませんので、
深読みしすぎて、_ひろむしを嫌いにならないで頂ければ幸いです。


たぶん、小学生の子供は「硬式野球に行かないと甲子園とかプロ野球へは行けない」と
漠然と思っていると思います。

親として、子供を応援してやりたい気持ちは良くわかります。

「息子が甲子園に出場して、プロ野球選手になるためには、
金銭的、肉体的な親の役割負担は厭わない!」

という気持ちの方も沢山いらっしゃると思います。


以前に【特待生】噂ではなく、データから想像してみるというブログを書きました。

https://3939bus.blogspot.com/2021/03/blog-post_5.html

そのときに調べたら
「ジャイアンツカップに参加する硬式野球団体のチームの合計は1484チーム」と書いてありました。


各チームに1学年に10人程度選手がいたら、それだけで1学年に15,000人くらいの
硬式野球をやってる選手がいることになります。

夏の甲子園に出場するのは56チーム×ベンチ入り18人=1,008人

でも、この1,008人には1年生、2年生、3年生が含まれます。

ということは、仮に【甲子園出場選手の全員】が硬式野球出身だったとしても、
さっきの15,000人×3学年の45,000人からの割合だと2.2%ぐらいです。

甲子園出場チャンスは最大5回あるやん。と言われそうですが、
我が子が1年生から強豪校のレギュラーになるような優秀な選手かどうかを冷静に判断して、我が子なら大丈夫と思えば2.2%が5回あると思ってもエエのかもしれません。

でも、パチンコで100分の1の確率を100回しても当たらないことも良くありますので、2.2%×5回の11%の確率ではないと思います。


選抜大会は2学年やで…とか言われそうですが、選抜は出場チーム数も少ないので
ざっくりしたイメージで、こんな感じではないでしょうか。

実際には、軟式にも中学生で150km/hのボールを投げる森木くんのような優秀な選手もいます。
軟式を含めると選手の分母は多くなるので、残念ながら可能性は2.2%よりもさらに低くなりますよね…


2021年のドラフト会議で指名されたのは80人でした。(育成除く)
ということは、プロ野球選手になれるのは何%なんでしょうね~

以前に桑田さんは講演で「東大には1年に3,000人入学します。」と仰ってました。

中学から硬式野球をさせたらプロ野球選手になれるというのは、
「中学から学習塾に行かせていたら我が子が東大に合格する」というのよりも確率の低い考え方かも…


指導力ってなに?というブログでも引用しましたが、慶應義塾高校・監督の森林さんの著書「Thinking Baseball」も是非読んでほしいです。
大人は決して軽々しく「野球だけやってればいい」と子供に言ってはダメです。
長い人生を生き抜くために子供から勉強する機会を奪ってはいけないですよね。


冷静に考えたり調べたりして、いろんな考え方があることを教えてあげるのが
大人の役割だと、ワタシは思います。


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イチロー氏持論 中学まで軟式「理にかなっている」

_ひろむし持論 「二中野球部は素晴らしい」

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【追記】
なんと、秋の山城大会で長岡第二中学校は準優勝!

春と夏の全京への出場権も獲得したそうです。
トモは三年生の夏に初めて出場しましたが、新1年生は実力次第で、
いきなり1年生の夏から全京に出場することも可能!

もちろん、先輩も新入生に負けないように冬の間のトレーニングを
頑張るので、新1年生は簡単には試合に出場できないでしょうが…

クラブチームの3年生投手相手に1年生が公式戦で打席に立ってヒットを
打つ可能性もあるなんて…
想像するだけで、めちゃ興奮しますね。

来年も応援に行かねば!!