森博嗣さんの 『キウイγは時計仕掛け』という本の登場人物の会話です。
色々考えさせられますね…
SNS=権力者の情報収集装置
ワタクシ=つながれた犬や牛という感じでしょうか?
まあ、すでにプライベート、だだ漏れなので、今更悩んでも仕方がありませんが(笑)
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「よくご存じですね」
「なんとなく風の噂で…。この頃はね、先生が美人だっていうだけで、学生が授業中に写真を撮って、それをネットに流すんですよ。プライベートなんて、あったもんじゃない」
「ツイッタですか?」
「ええ、そう。みんな喜んでやっているけれど、利用されているって、どれくらいきづいているかしら。私はやらない。利用されるよりは、利用する側に回りたいから」
「僕もやりません。でも、常に見ています」
「SNSもね…。まるで家畜」
「そこまで酷くはないでしょう」
「餌は何かしらって、思わない?」
「何でしょう。つながりたいんですよ、人間というのは」
「そうそう、絆ね。絆って、牛をつないでおく綱のことでしょう?」
「ネットというものが、元来そういう装置なのでしょうね」
「人を縛りつけておく装置?」
「そうです」
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